21年前、オープン当初から貫く 産地直送

21年前の2004年開業当時から貫いているものがあります

それは、産地直送です

オープン当初は、北海道 小樽、山口 柳井

次に、山口 下関、長崎中央市場

それで、現在に至る 産地直送の仕入れ先は、

北海道 函館、青森、千葉 南房総、神奈川 三浦半島、三重 熊野灘、京都 丹後、
愛媛 しまなみ海道、長崎 五島列島

農産物は、お米 能登 減農薬米農家さん

野菜は、京都 無農薬農家さん

大概が、産地の方から
良い魚揚がったよと連絡をいただき、送ってもらっています

魚種はおまかせ

こちらから、何が欲しいとは、まず言わないのです

長年、産地直送の食材と向き合っていると、様々な魚種が届きます

中には、東京では全く知られていない魚も多々

でも、それが面白いのです

オープン当初は、どうやって料理に仕立てて良いか、
悩んで悩み尽くしておりましたが、今では産地からきた食材で
コース料理を組み立てられるようになりました

そのため、日々 コースの献立は変わります

オープン当初から続けてきたアラカルトメニューを辞めた理由がここにあります

アラカルトメニューにメジャーではない魚を載せても、全く注文されません

でも、とても魅力的な魚なのです

また、ここ10年思っていたのが、和食料理自体をあまり食べてきていない
若いお客様が多いなと

では、若い年代のお客様に、和食の基本の流れを知っていただくことが
最も重要だと思い、コロナ禍からコース料理でのご予約でとなりました

知らない魚を、コースで食べてもらい、おいしさを知ってもらう

産地の方々が吟味して送っていただいている魚たちは、産地のリアルな旬

魚の名だけで判断せず、本当の良さを知っていただけると信じています

また、年々食材は減少の一途

大切な水産資源を、フードロスを減らして上手に料理に仕立てるのが、
我々料理人の仕事であると私は確信しています

産地直送は、産地の方々と深い信頼から成り立つもの

21年目も、それを貫き、日々精進して
参ります